永遠のはなし

だいすきなものと今の気持ち

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 どうせいつも変わらないな、私には何もないな 「希望する」ことすら烏滸がましいのではなどと斜めに構えてた日々から、新しい感情を知る日々になりその揺れ動きにも慣れたり慣れなかったりしながら夏が来ました。

 今年の夏は私にとってたいそう特別で、どういう縁なのか生きるエネルギーに溢れた心配症でない、意志の強い人がすぐ近くにいてくれて、いろんなことが怖くて仕方なくなってしまった私を連れ出してくれ、海まで行ってきました。

 ああ、ここ、お父さんが大好きだったな。お母さんが暑さで気分悪くなってたな、でも楽しかった。お兄ちゃん魚に夢中でちゃんと帰ってくるんか?小さい私は海がちょっと怖いけど、みんながいるから大丈夫だった。でもそんなみんなも、いつまでも強いわけじゃないこと、子どもながらに知ってしまって、いつからか色々怖くなって、それでも楽しい思い出は楽しいまま保存されていて自分のまだ持ってた鈍さにも安心して、また楽しい、しあわせな海の思い出ができて、ご機嫌で彼と一緒に過ごしました。

 

 まだ日が浅いのに、私はいつも不安で、またうまくいかないのでは。どこかに行くのでは。私の何がいいんだろう。この言葉の真意は?この行動の真意は?だれにも認めてもらってない気がする。後悔したくない、私の、なるべく可哀想な思いは、もう二度としたくない。そんな日々でした。くるしかった。

 

 寝る前に、ふと、大丈夫だよ、どこにも行かないよ、と言われ、その時そんな話はしてなかったのにお見通しだったのか、どうしようもなく泣けて、しかたなくなりました。でも彼は何も聞かずにすぐ近くにずっといてくれました。自分でもわからないけど、すごく安心して、自分でもよくわからない自分の感情を出せることが、受け止めてくれる人がこんな私にもいたことが、有難くて有難くて有難くて、今もまた、泣いてしまっています。

 いつか一緒にいられなくなっても、この日のことは貰った安心感は一生忘れないと思う。ちゃんと受け止めよう、大切に、自分のできる限り大切にしようと思いました。

 

夕日を見て歩きながら昔のドラマの歌を歌ったりして、帰りの特急でお菓子食べながら(売店が閉まってた)、彼のプレイリスト聴きながら踊りながら帰ったりして、それも最高に楽しかった。

 

どうしても書いておきたかったので久しぶりに更新しました。これを書いて、私の夏を締めくくります。

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乾燥地帯

評価の基準が自分じゃなくて他者になってしまっている。チーム、のはずなのに私ばっかり!と思ってしまう。相手が幸せそうに見える。なんともない一言をマウントに感じてしまう。自分はわかってますよ、というフリをしている。わかっていない訳じゃないけれど。

 

私はいつも、それで合っているよ大丈夫だよ、と言われたい。誰かに言ってもらわないと安心しない。自分がズレてないか、確信が持てない。気付かないところで、実は全然合ってなかった!ってならないか、いつもビクビクしている。

 

失望されないように。あかん子だと思われないように。

 

自分のエゴも、よろしくない行動も、理由が分かる。根底の余裕がない。あ、うち、いっぱいあるんで、どうぞ!なんてできる訳ない。少ないところからこれ以上減らないように!という日々…もう余白がないんです。取らないでください。カツカツの余白から、何かが減って少なくなると怖い。いいなあ どこにでも行けるのに、どこにも行けない気がする金曜日。

全然悪い日ではないです。